NCT国家 入国記録

NCT STADIUM LIVE 'NCT NATION : To THE World-in JAPAN'に参加しました。情報量が凄すぎて処理が追いつかないまま終わったライブだったので、整理も兼ねて記録。

 

味の素スタジアムでの東京公演1日目に行ったが、蒸し暑くて開演直前まで「ドームでやらないか?味スタ今から屋根ができないか?」と思っていた。前の週にやっていた大阪公演2日目は雷雨だったため雨具の用意もしたが、熱中症の心配をすべき天気だった。

兵馬俑

開演前にオープニングアクトとしてNCT東京のパフォーマンスがあった。オーディション番組を見ていなかったので完全に初見だったが、とても初々しかった。つい最近まで練習生だったのにいきなり5万人の前でステージに立つ……考えただけでお腹が痛くなる。隣のブロックのオタクが終始絶叫していた。

伝説ことThe 7th Senseから始まる。7感の5人は始まりの5人という印象が強く、それぞれ全く系統が異なるため、実質NCTのSuperMのようだと思っている。

続いて各グループが挨拶がわりに一曲ずつの披露。NCT127のLimitlessはてっきり日本語かとおもいきや韓国語だった。個人的にLimitlessは日本語歌詞も好きだが、日本でも韓国語Ver.で聴けるのは有難いことだよね。

WayVの毎度お馴染み(?)Take Offはスタジアム映えする曲だった。无翼而飞というだけある。シャオジュンの声は前から浮遊感のある声だと思っていたが、屋外で聞くとなおさら心地よい。テンのサビ前キリングパートで失神、ダンスブレイクの「Take Off」で卒倒。テンは自分が曲中のどこでどういった表情・ジェスチャーをすれば観客の心を揺さぶることができるかを完全にコントロールしている気がする。

NCT DREAMのBOOM。暑いのにスーツで申し訳なさとありがたさで見守っていた。ジェミンのIce creamが来る前に、歓声が静まり会場にいる全員が"その時"を待っていて面白かった。

Black on Blackは脱退したルーカスのパートになると、当時はまだ練習生だったシャオジュン・ヘンドリー・ヤンヤンが前に出てきて熱かった。そしてNCT海が割れるとそこにはモーゼの如くテンが佇んでいた。あまりアイドルを神格化するのはいかがなものかとも思うが、流石に拝まざるを得ない。ソロパートの最後に印を結んでいたの(NCTのハンドサインですか?)完全に陰陽師だったな。

空調の効いた室内にしか居たくないので、スタジアムの悪口ばかり言っていたが、夕暮れ空の下で聴くRound&Round最高だった……!NCT Uの中でもTOP5に入るほど好きな曲だが、ライブで聴ける日が来るとは思わなかったね。こんなにも浮遊感のある声を集められるの、貴族の遊び、NCT Uの醍醐味。怪我で欠席のテイルさんの代わりにシャオジュンが高音ロングトーンを担当していたけど、昇天。もちろん全員がそろっていることがベストではあるけど、誰かが休んでいる時に他の誰かが代打を務められることもNCTの強みかもしれない。

Coming Homeの曲中、ジェヒョンの歌い出しが遅いパートがあって、「こんなんだっけ?アレンジ?」と思ったけど、普通に歌い忘れてましたよね。ということは完全に被せなしで生歌だったんだな……。SMエンターテイメント歌が上手い人がゴロゴロいる。

Perfumeで思ったけど、このメンバーでこの曲、コンセプト、MVすべてやりたい放題ですよね。権力がないとできないよ、こんなこと。デビューアルバムでこの仕上がりだと次に何出すんだろう……?

威神Vが好きなので威神Vのことを書きますが、とにかく荘厳・豪華絢爛・重厚でいまだに単コンやってないの信じられないよ。威神Vによって建国されるけど、滅亡もする。傾国。Kick Backがハードロック調になっておりアレンジが面白すぎるだろと思ったが、盛り上がること盛り上がること。前回ペンミで見たNectarは全員黒タンクトップなせいで健康!という感じだったが、今回は神々の戯れでしたわね。锟哥のPhantomアレンジがとても良かったが、何より素晴らしいのが威神Vのダークで重厚な雰囲気が本人たちから生み出されているということ。ダークコンセプトに中華の要素を取り入れても説得力がある。かと思いきやMCは明るく愛がデカく面白くのいつもの威神Vだった。NCTネーションをきっかけに威神Vに興味を持ったオタクをTwitterでかなり見かけている。やったね!

Faded In My Last SongからのOK!の流れ最高!最高!ここ最近自分の中でヤンヤンが来ているのもあって、双眼鏡越しにピンクモリを眺め「オレ、オマエ、スキ」となっていた。ヤンヤンって本当に良くて……。

PADO本当に良い曲すぎる。サビの「You got me confused You got me so satisfied」を思わず一緒に歌ってしまう。ヘンドリーのちょっとベタッとしたラップが良いアクセントになっているような。Archiving Videoもオシャレで素敵。

youtu.be

 

この夏一番聴いた曲ことBuggy Jeans。第7感が凄すぎるが故にどんな曲で来るのかと思っていたが、めちゃくちゃNCTだ……と思った。

Baby Don't StopからのCall D……テテンって世界なんだよね。この二人には気まぐれに生命を生み出し滅ぼしてほしい。途中の寸劇もかわいらしく、弟のテンって本当にかわいい。テヨンは襟足長いヘアスタイルがとても似合っていた。金のテンと銀のテヨン(髪色の話)

BOSSに限らずだが、ウィンウィンがモニターに映ると「ウィンウィンがいる!」と感動してしまう。というかまたハイトーンのウィンウィンが見られるとは思わなかった。

 

ここまでずっと圧倒的な量の情報を整理する間もなく、次から次へと特上の寿司が流れてきたが、最後にハンバーグフライドチキンエビフライカカレーラーメンステーキことRESONANCE。正直フルで聴かせろよ!という曲を何曲もちょっとずつつまみ食いする曲なのでもどかしさもあるが、この曲はスタジアム公演のためにあったんだな……と思いました。大量の花火がぶち上がり気分は年明け。2023年終わり。好景気。

 

アンコールまで4時間くらいあったと思うが、全然長く感じなかった。むしろもっと聴きたい曲が沢山ある。裏NCTネーション見たいよ。

そういえば会場モニターはスイッチングがしっかりしていたな…。各パートを歌うメンバーを逃さず、変に客席を映しすぎることもなく良かった。

 

Golden Ageというアルバム名からしても、今がまさにNCTの黄金時代なのかなぁと思った。それと同時にその時代が永遠に続くわけもなく、無性に寂しくなった。このメンバーでの公演を見られるのも今回が最後かもしれない。悠太さんの「NCTという名前で今はいないけど活動してくれたメンバー、全てのメンバーに感謝したい」という言葉でスッと胸が軽くなったような気がした。

NCTを知った当初はNCTの全員が好きで応援していたが、次第に威神Vを中心に追うようになってから、恥ずかしながら「どうしていつも威神Vばかり」とイリチルやドリームを羨ましがるような、半分恨みのような気持ちもあったのだ。イリチルもドリームもそれぞれ困難を乗り越えてきたのに。そういったドロドロした暗い気持ちが悠太さんの言葉で救われた。思えばNCTに興味を持ったきっかけも悠太さんだったな。

NCT、市というより完全に国だった。またNCT NATIONやりましょう、ドームで。