Jungle 出れなくても幸せになれる。

好きなアニメ、ゲーム、アイドルって気がつくといつの間にかもう戻れない場所まで来ていて、その地に足を踏み入れたばかりの頃を思い出せなくなりますよね。というわけで、ファンになってから2年になる人間の、CIX입덕記です。

※この記事は2023年1月に書きました。

 

 

1.楽しい遊園地

CIXというグループを初めて認識したのは2021年2月6日でした。この時CIXは、4thミニアルバム「HELLO Chapter Ø. Hello, Strange Dream」でカムバックしたばかりでした。K-POPオタクになって半年経つか経たないかくらいだった自分は、別のグループのオタクをしながら推しと同じ所属事務所のアーティストや大手事務所ドルの曲を聴く程度だったのですが、ROMとしてフォローしていた方が「この曲良いね」くらいのノリでリツイートしたCinemaのMVをきっかけに確実にピクスとしての道を歩んでいきます。

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初めて保存したCIXの画像



上の画像は、衣装が可愛かったので絵を描く時の資料として保存したのですが、それと同時にあまりにも綺麗なCinemaのMVに衝撃を受けます。「まさか自分がこのような青春・清涼・光のグループに惹かれるなんて……」と思いながらも映像の美しさ・曲の良さに、自分の中でCIXがどんどん気になる存在に。しかし、天邪鬼なので何故か「絶対に深入りしないぞ」と思いピンクモリのベジニョンさんの画像をいいねし、保存しながらも20日間くらいCinemaだけを聴き続け、他の曲には手を出しませんでした。今思えば20日間ずっとCinemaを聴いていた時点で、ピクスの素質アリアリですが。

2.無意識って怖い

この時の自分はCIXを完全に「かわいいコンセプトの清涼グループ」だと認識しており、いつも影のあるキャラクターやメリバ、闇の創作物を好んでいた自分にしては珍しいなどと思っていました。しばらく抗い続けた末にとりあえず他のMVも観てみるかと、次にMovie Starを視聴。こちらはCinemaとは打って変わってシックな印象。「Sheって誰やねん」と思いつつも物凄く格好いいデビュー曲で、好きな曲になりました。絶対これでデビューしたいもんね。

しかし、他のMVも見ようとCIXのYoutubeチャンネルを漁っているうちに何かがおかしい、自分は重要な手がかりを見落としている気がすると感じるように。そしてその直感は当たります。

 

 

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何ですか?この曲は。

 

そもそもJungleというタイトルの割に全然ジャングル感が無いし、大勢の人間が何かに群がりメンバーは鎖に繋がれ、ずっと画面が暗い。しまいには

 

「ハァ……ハァ……ハァ……………………Run

 

意味がわかりません。

 

「先ほどまでのキラキラと笑っていた夢の中のような少年達はどこへ……?」そう思った自分は、無彩色のサムネに慄きながらも次にNumbを視聴。

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何ですか?このサビは。

 

それまでの鬱屈とした曲の雰囲気をぶち壊すかのようなサビ。今となっては大変失礼な感想ですが、サビで作曲家がヤケクソになったのかと思いました。というかこれが初カムバ曲……?再生回数、急激に減ってるし。(本当に失礼)

 

ここまで来るとかなり混乱しながらも、己に流れる闇のオタクとしての血が騒ぎ出します。そしてとうとう、全ての元凶となる動画にたどり着きます。

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もう何の動画なのか分からなくなっていますが、先ほどのNumbのティザー(というかCIXのコンセプトをガッツリ表現したストーリーフィルム)である'Hello, Strange Place' Story Film (Episode 01. Butterfly Effect)です。内容はかなりショッキングな表現を含みますので、視聴は心に余裕がある時に。プロモーションとしてどうなんですか?全年齢版(たしか)であるEdited Versionもあります。

 

CIX、おもしれーじゃねーか──‥

 

夢と希望がいっぱいの楽しい遊園地に来たと思ったら、いつの間にか地獄密林にいました。結局、無意識のうちに地獄に惹かれていたというわけね。今回も闇のオタクを脱せず。

そこからはアルバム曲も含め良い曲しかないことに驚き、ステージ動画やバラエティを漁る日々……。最初の方に観たバラエティがHELLO CIXだったためメンバーの人柄や関係性が全く掴めませんでした。めちゃくちゃ余所余所しい。4月の新入生か君たちは。

3.べジニョンキングダム

しばらくはメンバーのことが全然分からず、CIXってどんなグループ?と人から訊かれても(訊いてくる人なんていなかったが)「さあ……?」としか言えないような解像度だったのですが、何となくべジニョンさんに惹かれていました。ピンクモリだったし。猫っぽいし。

Cinemaの時はとにかく愛嬌たっぷりで、「プロだ……」と思っていたのですが、同じ活動時期にアルバム曲として披露していたのが『Young』という曲です。

何も言わないので何も言わず以下チッケムを観てください。

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面白い。

 

めちゃくちゃ格好つけている。あまりにもキザすぎる。こんなに格好つけても全然嫌味がなく、むしろ様になっているアイドルなかなか見ないけど。キムタク?

自分は真剣に、本気で取り組んで、その結果ある境地に達した者にしか出せないオモシロが本当に好きなんですが、ベジニョンさんはその極めし者だと思います。こんなに「ラブリーセクシーキューティー」としか言いようがない男、こちらも生半可な気持ちで推すのは失礼に当たるのではないか?

ワナワンのワの字も知らなかったので、もっとベジニョンさんのことを知ろうと過去の動画を観たのですが、全然いまのベジニョンの霊圧が感じられませんでした。おもしれー男をおもしれーとだけ思えるうちはまだいいのですが、「プデュの序盤で自分に自信がなく床ばかり見て踊っている姿」でもうダメでした。じゃあ自分がさっきまでおもしれーと思っていた“格好つけ”は彼の今までの努力の表れということ?

よく漫画なんかで、絶対的な強さを持ったカリスマ的存在がふとした時に見せる弱さに心を掴まれることがありますが、そんな感じです。というか、ベジニョンさんって最初は怖い印象だったけど知れば知るほど凄くまっすぐでとても可愛い人でした。こうして人はベジニョンキングダムに入国していくんだね。

ここまでおもしれー男としてベジニョンさんのことを書いていますが、彼の努力家なところ、考えがはっきりしていて、何事にも本気な姿勢を尊敬していますし、大好きです。自分に厳しく、常に上を目指す姿が眩しくて、初めてその輝きを知った時から瞼の裏に焼きついて離れません。2022年8月に中野サンプラザで見たMovie Starの後奏での踊り、命懸けてるのでは?というほどの気迫でした。

4.その後

Cinema活動期間中の、ブイライブをやる回数の多さ・時間の長さに驚いたり、過去のコンテンツを視聴しメンバーのことを少しずつ理解し始めたところで、2021年7月に初フルアルバムのリリースが発表されます。今まで各ミニアルバム5曲ずつだったのに10曲も聴ける!嬉しい!それに加え、バラエティ企画も決定。

当たり前と思うな日本語字幕

各話50分前後、全6話となかなかのボリューム。しかも、あのGOING SEVENTEENのスタッフが関わっていた気がします。(うろ覚え)成人男性5人が深夜に身を寄せ合い、赤ちゃん犬の真似をするという恐怖のゲーム、赤ちゃん犬ごっこも初公開。

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8月17日にWAVEのMVが公開。信じて聴けるCIX。『'OK' Prologue : Be OK』本当に名盤です。当時、道ですれ違う人全員にこのアルバムの話をしそうになっていました。

MVの最後に前作までのストーリーと繋がるシーンがあるのですが、この映像がきっかけでピクスになった方を何人か観測。闇のオタクは惹かれ合う。

 

そんなこんなでしばらくROMとしてCIXを追っていたのですが、「ピクスチング欲しい!」と思い立ち、2022年2月にTwitterアカウントを開設します。「半年ROMってろ」どころか1年(ピクスになる前も含めたら1年半)ROMっていました。

 

5.最後に

このブログを読む方はおおかたピクスかと思いますが、まだピクスではない方のために、おすすめ動画を貼っておきます。

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CIXメドレーです。自分がCIXのファンということを除いてもCIXには良い曲が多いので、ぜひ曲だけでも聴いてください。お願いします。必死です。

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EXOのLOVE ME RIGHTのカバーです。CIXは特にデビューアルバムがEXOっぽいなと思うのですが、このカバーもかなり良いです。スンフンさんの柔らかくも太い安定感のあるボーカルと、BXさんの確かな実力のラップが核となっています。フニゴニ、ホンマにありがとう。

 

CIXのことが本当に大好きで、良いグループだと思っていて、その思いがデカすぎるが故に何も言えなくなります。本当はもっとメンバーのことだったり、曲の良さだったりを言語化したいのに……。結局CIXは「かわいいコンセプトの清涼グループ」とはちょっと違いましたが、かわいいシアも怖いシアも両方魅力的です。もっと深まるシアという密林の中を果てしなく迷うよ僕は。いつかピクスの皆さんと真剣流しそうめん大会をし、老人ホームでCinemaを歌いたいものですね。

自動翻訳Jungle



 

 

0か1かって言うけど1は5だし5は1なんだよね

俺を抱きしめるか、俺の敵になるか。

俺を殺すか、癒すか。

俺と永遠になるか、悲劇を迎えるか。

CIXのソウル公演に行くか、行かないか。

 

行きました。

CIX 3rd CONCERT <0 or 1> IN SEOULに。

 

というわけで初渡韓の記録になります。公演当日の話のみ読みたい方は3.まで飛ばしていただいて大丈夫です。

目次

 

1.準備

2月23日

CIXのライブ開催が発表された日、私は同じピクスのフォロワーと会っていた。「去年のツアーから2曲しか増えていないけど!?」「紹介文(ブログ冒頭の文です)怖すぎる」などと思うと同時に、「後からCIXを追っていた時のことを思い出して後悔のないようにしたい」という考えが生まれた。というのも彼らはもうすぐデビュー6年目でこの先いつまでこうして活動してくれるか分からない不安があった。そして何より、今までの日本公演は1日2公演かつ日本で出した曲が中心のセトリで、聴きたい曲は沢山あるのに現場では聴けていない状態が続いていた。

「えっソウルコン行きたいな……行こうかな……」などと半分本気、半分冗談くらいで考え始める。TLを見ると渡韓経験のあるフォロワーが行く旨をツイートしていた。

行くか……ソウルコン。

と思い立ったはいいものの、まずパスポートがない。そもそも日本を出たことがないので当たり前である。そしてその日の深夜、初めての韓国旅行について書かれたブログを読み漁る。

無理かも。

難しすぎる、何が必要で不必要なのか、必須なのか推奨なのか分からん。今思えばブログだけでなく、Vlogを見た方が具体的にイメージしやすかったかも。アイドルの皆さん、日本に来ていただきありがとうございました。私はこのまま鎖国しようと思います。などと思い始めたが、持っておいて損はないかとパスポート取得準備を進める。まずは戸籍謄本が必要になるが、私は一度も訪ねたことのない遠方の地が本籍地になっているので、郵送請求の必要があった。市のHPを見ると何故か戸籍謄本の郵送請求書が転居届になっている。疑問に思いながら市役所へ電話するとPDFの誤アップロードと発覚。当たり前だけど行政も人が運営しているんだよな。PDFは差し替えられ、その後も特に不備はなく無事パスポートを受領した。

今回はフォロワー2名と同行になるのだが、ヨンヒペンのフォロワーにホテルを予約いただく。ありがとうございます。スンフンペンのフォロワーとは同便で向かうので、往路と復路をそれぞれ予約。ところで飛行機って値段変動するのムカつきますよね。普通に高い割に平気で遅延するし。御前、何なんだよ。ちょっと空飛べるからって上から俺を見下してんのか?

チケッティングも初めてだったため、事前に練習をした。タイムを計ってはスムーズに決済まで行けるよう身体に覚えさせる。部活ですか?チケッティング当日になると物凄く緊張して落ち着かなかった。受験ですか?前列がすぐに埋まったのは想定内だったので、はじめから真ん中あたりを狙う。思ったよりもあっさりと席が確保できてしまった。結局私が取った席はリリースし、フォロワーが取った席で見ることに。パスポートも飛行機もホテルもチケットも取って、いよいよ後が無くなったなと思った。ライブに行くだけなのにどうしてこんなに追い詰められているような気持ちになるのか?

2.出国

あっという間にコンサート当日となり日本を出国。今回は2日間公演のうち1日目だけを観て翌日帰国するという1泊2日スケジュール。飛行機に乗ったのが人生で3回目だが、何か手続きする際はとりあえずパスポートを出せばOKということを学ぶ。アイドルが空港でパスポートを手にしたまま移動する姿を見て「何故パスポートを鞄にしまわないのか?」と常々思っていたが、空港内でやたらパスポート提示のタイミングが多いからかと納得。パスポートを渡せば勝手に色々手続きしてくれる。水戸黄門の印籠みたいだね。f:id:seahamster:20240409202428j:image若干の遅延が発生したが無事に出国。飛行機の窓から外を覗くと、あまりにも真っ白で死後の世界かと思った。f:id:seahamster:20240409202721j:image

3.公演

無事に韓国に到着!ヨンヒペンのフォロワーとも合流しホテルにチェックイン後、会場のブルースクエアマスターカードホールへ向かう。会場へ着くと当たり前だがピクスしかいない。日常生活でピクスを見かけることはまず無いので、現場でしか見られない貴重な光景だ。f:id:seahamster:20240409204747j:image会場入口の向かいにデッカいシアがいた。これが等身大か。ここで初めて「本当にCIXのライブに来たんだ…」という実感が湧く。私これから本当にシアを観られるんですか!?f:id:seahamster:20240409205954j:image

ソワソワしながら待っているとオープニング映像が流れ出す。直近のカムバコンセプトがAIだったこともあり、オープニングもミニマルで近未来的だ。映像が終わるとステージ上にCIXのメンバーが現れた。いつからそこに立っていたんだ……。動揺していると聴こえるではないか、ムババディオンニ*の声が。

*Move My Bodyのイントロのこと。女性の声で「Move my, move my body」と言っている。

好きな曲なんだけど1曲目でやるとは思わなかった。初めて生で観られたことに感動していると2曲目のBend the Rulesが始まる。赤い紙吹雪が私にはバラの花弁に見えました。待ちなさい、このセトリ地獄寄りではありませんか?やはりCIXは地獄で輝く星なんだよね。そして次の曲で私は正気を失う。

 

 

 

デデデ デデデ

デデデーデデデ

デデデーデデデデ

デデデ デデデ

デデデーデデデ

デデデ❗️デ❗️デ❗️

 

ソウルコン来て良かった〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!

知っていますか?私の鼓動を。それはChange Meのベースです。もしも誤って美しい御前を傷つけないように俺はChange Meのイントロをリピートするよ。本当にこの曲をいつか現場で聴きたいと思っていたんですが、いざ聴いたら低音の圧が凄くてこんなに泣き叫びたくなるようなイントロがあるかと歓喜しました。いつだったかサウジアラビアであったフェスのような何かで(うろ覚え)この曲をやった際にどうして私はサウジアラビアにいないのか?と思ったものです。

その後メントを挟んでBAD DREAM、Save me, Kill meが続く。助けてください、そんないっぺんに盆と正月をやられても、寿司と焼肉を出されても困ります。2回目のメントを挟んだ後、CIXの5人がステージ中央に集まって座り、ダンサーさんが囲む。隣のフォロワーと「Jungleだ!?Jungleだ!」と慌て出す。以前の日本公演でもJungleは観たのだがダンサーさんもいるバージョンは初めて観た。Jungleって本当に格好良くて地獄でしか得られない充足感がある。噛み締めているとあっという間に終わってしまった。Jungleをあと10回くらい聴きたい。2時間半くらいの公演ずっとJungleでもいい。私の身体に流れる血の赤はJungleの赤です。

ところで正規1集のBe OKだとOff My Mindが1番好きなんですが、この曲も聴けると思わなかった。CIXは全体的にハスキーボイスが多くて声が魅力的だと思うが、Off My Mindはそんなシアの声を活かした曲だよね……。夏の始まりに爽やかな風を吹き込むのがCIXの曲じゃないですか?いま春ですけど。

各メンバーのソロステージが観られたのも良かった。ヨンヒサンのステージでは背後のモニターに草花が映されていたが、改めて彼は緑が似合うな…と実感。私がヨンヒサンのマスターだったら彼の写真とクローバー、子犬の写真を合成し発光した文字でHappy Friendsとか書いたグッズを出していたと思う。(分からない方は「平成 文房具 子犬」等のキーワードで検索してください)

その後にCIXメドレーと題しSwitch It Up、LOST、Imagineと続いた後WAVEだった。タイトル曲なのに何故か日本ではセトリ落ちのWAVE。

公演全体としてデビュー曲から最新曲まで聴きたい曲が多くセトリに入っていて満足だった。それでもなおこれも聴きたいな〜という曲があるから、曲数も増えたんだなぁと感慨深い。前回のツアーからは2曲しか増えていませんが

ちなみにソロ曲を除いたセトリはこんな感じ。 

https://music.apple.com/jp/playlist/cix-3rd-concert-0-or-1-in-seoul/pl.u-gxbllaGsbKalXN

ところで私は基本的に曲を1番重視しているのでメンバーのことは大好きだけど、あまり直接話したいだとかファンサをもらいたいといった欲求がなかった。しかし今回たまたま客降りがあって、目の前にベジニョンさんが来た。私の普段のツイートを見ていただいている方はご存知だろうが、あれだけいつもベジニョンさんの話をしておきながらいざ目の前にご本人が来るとどうしたらいいか分からなくなり、ただ手を振ることしかできなかった。数日前のプロムで自分を前にすると緊張して何も言えなくなるくせにとオタクを揶揄っていたが、はい。そうです。私も言いたい事も言えないこんなオタクはPOISON。

実を言うと楽しそうなメンバーを見てこちらも嬉しくなると同時に、この先どう活動していくのかといった不安があった。けれど私が好きなのはこの5人で、CIXというひとつのグループで見せてくれる姿が特に好きだと感じた。まだ不安は残るけど、後悔のないように応援していきたいと思う。

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ところでこの白いジャケット、年末歌謡祭みたいで良いですね。

他、印象に残ったことを箇条書きで。

・MCになると他のメンバーが疲れて言葉も発せない中、積極的に話し始めるBXさんが良かった。気遣いの人……というか全然息も上がってないし汗もかかないのどうなっている?

・スンフンさんの声量が凄まじい。前から歌がお上手だがさらに発展しているような……。ミュージカルとか向いてそう。

・ベジニョンさんもかなり歌の実力が伸びているような気がする。安定感があるしアドリブを歌ったりと余裕があって良かった。

・ヨンヒサン実は一番脱ぎたがりなのでは?腹をしまってください。

・ヒョンソクチャンはソロステージがダンスパフォーマンスだったのだが、改めてダンスが上手いなと思った。ダンス素人から見ても緩急がはっきりしていて見やすい踊りというか。というかヒョンソクチャンって"全て"を手にしているな……。

4.観光

せっかくなので観光についても記録しておく。1日目、仁川国際空港でNAMANEカードを作成した。好きな画像で作れるのだが、何故この画像にしたのか……?f:id:seahamster:20240410205348j:image

公演後に明洞へ行きサムギョプサルを食べた。

f:id:seahamster:20240410232957j:imagef:id:seahamster:20240410205602j:image同行者が多い。

ちょうどC9アーティストのPhotoismをやっていたのでせっかくだし…とSF9のユテヤンさんと撮影。この2人のツーショットが見られますように、あわよくば一緒にダンスチャレンジをやっていただけますように。f:id:seahamster:20240410205851j:image

2日目は聖水洞へ行ったが、どの店も開店前だったのでしばらく散歩することに。f:id:seahamster:20240411220348j:image
f:id:seahamster:20240411220344j:imagef:id:seahamster:20240411220341j:image

SM社屋が見られて嬉しい。

通りがけにCUBE社屋も発見。NOWADAYSのポップアップ?をやっていた。

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cafe onionに行きパンを食べる。

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あっという間に時間が過ぎ去って帰りの飛行機に……。

f:id:seahamster:20240411223257j:image初めての渡韓でしたが、フォロワーのおかげでスムーズに旅行でき本当にありがたかったです。まさか自分がライブのために韓国へ行くとは思わなかったけれど、行かなかったらきっと後悔していただろう。CIXのことをこんなに好きになるとは予想していなかったが、彼らに出会ってから友人ができ、積極的にライブに行き、旅行にも行った。CIXのおかげで自分は活動的になり、たくさんの思い出を得ました。いつもありがとうございます。これからも地上の輝く夏の大五角CIXを応援するぞ!f:id:seahamster:20240411222634j:image

星はSHINee

SHINee WORLD VI [PERFECT ILLUMINATION]に行きました。今回はアリーナツアー2日目のたまアリ公演に参加。

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以前からSHINeeの曲は聴きつつも、深くは知らず…といった程度だったが、フォロワーのありがたいお誘いで新たな世界を開いてしまいました。そもそもSHINeeってどこから入って良いか分からなくて、インターネットのオタクは当たり前のようにSHINeeを通っているから逆に今更新規向けに入り口を開いている訳でもないし。SHINeeって義務教育というか基本のキみたいなとこあるし……。

結論から言うと、今からでも入れるSHINeeあります。(今からでも入れる保険あります)

以下レポ

開演まで同行フォロワーと話しながら、ペンラの光がFF7のライフストリームみたいだなと思っていると急に始まった。

親方、空からSHINeeが…!

ちょっとSFっぽい近未来的なゴンドラに乗って、SHINeeが上から出てきた。今回はアリーナ席だったため完全に下から見上げる姿勢だったが、アイドルとオタクの関係としてこれが正しいのかもしれない。ゴンドラのデザインでディズニーランドのトゥモローランドを思い出したのだけど、SMアーティストってSF要素と親和性が高い気がする。まあでも、SHINeeってディズニーランドみたいなとこあるよね(あるのか?)一曲目のChemistry、オープニングを飾るのに相応しい曲だ……。これから冒険が始まるような、未知の世界へ旅立つような印象がある。非現実世界へ招待されるワクワク感がディズニーランドに行く時の高揚と似ているのかも。

Dream Girl、あの日聴いた曲なんだよな……。SHINeeの曲は覚えがなくともいつか聴いたような気がするし、多分聴いている。DNAの二重螺旋に組み込まれているのかな。

最初の衣装はおそらくDenicheurが手がけたのではと思うけど(違ったらすみません)正統派アイドル衣装という感じのデザインで良かったな。テミンがジャケットを脱いだとき、ネクタイがパンツのウエストに挟まれていたのが可愛かった。

テリロガを韓国語で聴けたのが良かった……あまりにも綺麗で悲しくて泣きそうになった。SHINeeってその眩しさ故に妙に切なくて、流れ星のような一瞬の煌めきが幾度となく輝き流れて消えて行くような儚さがある。

途中ダンサーさんのソロステージがあって、一人ひとり名前が出るところに彼らへのリスペクトを感じた。というかダンサーさん方もめちゃくちゃ格好良かったな。

Body Rythmは絶対に一度聴いているのに、最初聴いた時はピンとこなくてそのままライブラリ未追加だったっぽい。何故!?こんなに良い曲なのに!?最初ハマらなくても後から良さに気づくこと、ありますよね〜。人生後追いだらけ。というか、SHINeeってこの世の全てをやろうとしていないか?ポップスやってもヒップホップやってもレゲエやってもクラシックやってもジャズやってもSHINee

 

ライブのVCRってよく分からないコンセプトと予算を抑えたセットを顔で誤魔化すみたいなことが多くて、まあ休憩にはそのぐらいの方が有難いんだけど、今回のVCRはズルいと思う。

1 of 1のパフォーマンスがアニメーションになっていて、デフォルメされても誰が誰だか分かるから、あのジャケット衣装って凄く特徴的だ。そう思っていたらジョンヒョンの声がした。私は5人で活動していた頃のSHINeeを追っていた訳ではないけれど、映像を見ているうちに思わず泣いてしまった。ジョンヒョンの声と歌い方って本当に唯一無二だな……。

各メンバーのことも書こうと思う。

まずはテミンだけど、初っ端から終盤までダンスの勢いが落ちなくて、今回は髪が長かったので踊るたびに髪も踊っていたのが印象的。パフォーマンス中は地獄からこの世を滅ぼしに来た…ぐらいの迫力があるのに、MCだといい加減なことばかり言っている。人の話聞いていないし。ニコニコしながら面倒な説明はキーくんに振り、逆に話を振られたときは違う話をし始めその話が終わると振られた話題に戻る。凄い。このマインドで生きていきたい。

キーくんは他の二人と同じ振付を踊っていても、どうしてこうも𝐃𝐈𝐕𝐀なのか……。藤井隆と共演していただくことは可能?テミンとミノがふわふわしたコメントばかりするので、たびたび話を回収していた。MCの途中で、過去に日本で出した曲の振付が思い出せない、という話題になって「覚えていることだけ頑張ろう」と言っていたのが記憶に残っている。覚えていること、出来ることだけ頑張ろう……。Good & Greatの精神。

ミノは他の二人が疲れてきていても一人だけ生き生きとしていて眩しかった。営業部で契約獲得数1位だろうな。腹筋を見たときに何故か頭に浮かんだのがこんがり焼けた山型食パンだった。身長というか物理的にデカいんだけど、顔がペンラの先端ぐらいしかなくて凄い。ミノの顔を見てると視力上がりそう。

MCが全て日本語だったのも凄いし、カンペなしでその場で思いついたこと話してるのかなぁと思って尚更凄かった。というか日本語以前にそもそも話が面白い。

よくアイドルのアイドルというか、SHINeeロールモデルにあげるアイドルは多いが、そりゃこんな人達を見たらアイドル目指して韓国行ってオーディション受けるわと思った。

自分もSHINeeになりたい。えっ、何でSHINeeじゃないんだろう……。SHINeeに憧れてアイドル練習生になったが、デビューできずに夢を諦めてしまった、無い過去を思い出した。

同行フォロワーに帰り道で「SHINeeは全てであり、国であり、納税したい」と言ったのだけど、なんか本当にタダで見ていいのかな?という感じだったんですよね。いや、チケット代払ってるからタダじゃないんですけど。SHINeeと共に生きられる時代、人生に感謝。誘っていただいたフォロワーにも大変感謝しています……。地上の星SHINee──

 

 

NCT国家 入国記録

NCT STADIUM LIVE 'NCT NATION : To THE World-in JAPAN'に参加しました。情報量が凄すぎて処理が追いつかないまま終わったライブだったので、整理も兼ねて記録。

 

味の素スタジアムでの東京公演1日目に行ったが、蒸し暑くて開演直前まで「ドームでやらないか?味スタ今から屋根ができないか?」と思っていた。前の週にやっていた大阪公演2日目は雷雨だったため雨具の用意もしたが、熱中症の心配をすべき天気だった。

兵馬俑

開演前にオープニングアクトとしてNCT東京のパフォーマンスがあった。オーディション番組を見ていなかったので完全に初見だったが、とても初々しかった。つい最近まで練習生だったのにいきなり5万人の前でステージに立つ……考えただけでお腹が痛くなる。隣のブロックのオタクが終始絶叫していた。

伝説ことThe 7th Senseから始まる。7感の5人は始まりの5人という印象が強く、それぞれ全く系統が異なるため、実質NCTのSuperMのようだと思っている。

続いて各グループが挨拶がわりに一曲ずつの披露。NCT127のLimitlessはてっきり日本語かとおもいきや韓国語だった。個人的にLimitlessは日本語歌詞も好きだが、日本でも韓国語Ver.で聴けるのは有難いことだよね。

WayVの毎度お馴染み(?)Take Offはスタジアム映えする曲だった。无翼而飞というだけある。シャオジュンの声は前から浮遊感のある声だと思っていたが、屋外で聞くとなおさら心地よい。テンのサビ前キリングパートで失神、ダンスブレイクの「Take Off」で卒倒。テンは自分が曲中のどこでどういった表情・ジェスチャーをすれば観客の心を揺さぶることができるかを完全にコントロールしている気がする。

NCT DREAMのBOOM。暑いのにスーツで申し訳なさとありがたさで見守っていた。ジェミンのIce creamが来る前に、歓声が静まり会場にいる全員が"その時"を待っていて面白かった。

Black on Blackは脱退したルーカスのパートになると、当時はまだ練習生だったシャオジュン・ヘンドリー・ヤンヤンが前に出てきて熱かった。そしてNCT海が割れるとそこにはモーゼの如くテンが佇んでいた。あまりアイドルを神格化するのはいかがなものかとも思うが、流石に拝まざるを得ない。ソロパートの最後に印を結んでいたの(NCTのハンドサインですか?)完全に陰陽師だったな。

空調の効いた室内にしか居たくないので、スタジアムの悪口ばかり言っていたが、夕暮れ空の下で聴くRound&Round最高だった……!NCT Uの中でもTOP5に入るほど好きな曲だが、ライブで聴ける日が来るとは思わなかったね。こんなにも浮遊感のある声を集められるの、貴族の遊び、NCT Uの醍醐味。怪我で欠席のテイルさんの代わりにシャオジュンが高音ロングトーンを担当していたけど、昇天。もちろん全員がそろっていることがベストではあるけど、誰かが休んでいる時に他の誰かが代打を務められることもNCTの強みかもしれない。

Coming Homeの曲中、ジェヒョンの歌い出しが遅いパートがあって、「こんなんだっけ?アレンジ?」と思ったけど、普通に歌い忘れてましたよね。ということは完全に被せなしで生歌だったんだな……。SMエンターテイメント歌が上手い人がゴロゴロいる。

Perfumeで思ったけど、このメンバーでこの曲、コンセプト、MVすべてやりたい放題ですよね。権力がないとできないよ、こんなこと。デビューアルバムでこの仕上がりだと次に何出すんだろう……?

威神Vが好きなので威神Vのことを書きますが、とにかく荘厳・豪華絢爛・重厚でいまだに単コンやってないの信じられないよ。威神Vによって建国されるけど、滅亡もする。傾国。Kick Backがハードロック調になっておりアレンジが面白すぎるだろと思ったが、盛り上がること盛り上がること。前回ペンミで見たNectarは全員黒タンクトップなせいで健康!という感じだったが、今回は神々の戯れでしたわね。锟哥のPhantomアレンジがとても良かったが、何より素晴らしいのが威神Vのダークで重厚な雰囲気が本人たちから生み出されているということ。ダークコンセプトに中華の要素を取り入れても説得力がある。かと思いきやMCは明るく愛がデカく面白くのいつもの威神Vだった。NCTネーションをきっかけに威神Vに興味を持ったオタクをTwitterでかなり見かけている。やったね!

Faded In My Last SongからのOK!の流れ最高!最高!ここ最近自分の中でヤンヤンが来ているのもあって、双眼鏡越しにピンクモリを眺め「オレ、オマエ、スキ」となっていた。ヤンヤンって本当に良くて……。

PADO本当に良い曲すぎる。サビの「You got me confused You got me so satisfied」を思わず一緒に歌ってしまう。ヘンドリーのちょっとベタッとしたラップが良いアクセントになっているような。Archiving Videoもオシャレで素敵。

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この夏一番聴いた曲ことBuggy Jeans。第7感が凄すぎるが故にどんな曲で来るのかと思っていたが、めちゃくちゃNCTだ……と思った。

Baby Don't StopからのCall D……テテンって世界なんだよね。この二人には気まぐれに生命を生み出し滅ぼしてほしい。途中の寸劇もかわいらしく、弟のテンって本当にかわいい。テヨンは襟足長いヘアスタイルがとても似合っていた。金のテンと銀のテヨン(髪色の話)

BOSSに限らずだが、ウィンウィンがモニターに映ると「ウィンウィンがいる!」と感動してしまう。というかまたハイトーンのウィンウィンが見られるとは思わなかった。

 

ここまでずっと圧倒的な量の情報を整理する間もなく、次から次へと特上の寿司が流れてきたが、最後にハンバーグフライドチキンエビフライカカレーラーメンステーキことRESONANCE。正直フルで聴かせろよ!という曲を何曲もちょっとずつつまみ食いする曲なのでもどかしさもあるが、この曲はスタジアム公演のためにあったんだな……と思いました。大量の花火がぶち上がり気分は年明け。2023年終わり。好景気。

 

アンコールまで4時間くらいあったと思うが、全然長く感じなかった。むしろもっと聴きたい曲が沢山ある。裏NCTネーション見たいよ。

そういえば会場モニターはスイッチングがしっかりしていたな…。各パートを歌うメンバーを逃さず、変に客席を映しすぎることもなく良かった。

 

Golden Ageというアルバム名からしても、今がまさにNCTの黄金時代なのかなぁと思った。それと同時にその時代が永遠に続くわけもなく、無性に寂しくなった。このメンバーでの公演を見られるのも今回が最後かもしれない。悠太さんの「NCTという名前で今はいないけど活動してくれたメンバー、全てのメンバーに感謝したい」という言葉でスッと胸が軽くなったような気がした。

NCTを知った当初はNCTの全員が好きで応援していたが、次第に威神Vを中心に追うようになってから、恥ずかしながら「どうしていつも威神Vばかり」とイリチルやドリームを羨ましがるような、半分恨みのような気持ちもあったのだ。イリチルもドリームもそれぞれ困難を乗り越えてきたのに。そういったドロドロした暗い気持ちが悠太さんの言葉で救われた。思えばNCTに興味を持ったきっかけも悠太さんだったな。

NCT、市というより完全に国だった。またNCT NATIONやりましょう、ドームで。

2023年現場記録

今までコンサートというものに足を運ぶ機会がそう多くはなかったが、2023年になって月1ペースくらいで"現場"がある。3日前の夕食も思い出せないような脳を搾り出し各公演の感想を記録してみる。

 

 

The Rose-JAPAN SHOWCASE

4月14日

全曲撮影可だった 凄い

韓国のバンドであるThe Roseの5年ぶりの日本公演に行った。前回の公演はおろか、The Roseを知ったのが昨年だったが、突然の日本公演で動揺……!前事務所と揉めたり兵役があったりで暫く活動しておらず、アルバムを出した後も欧米ツアーが中心で日本に来ることはないと思っていた。感謝。

渋谷のラブホやライブハウス街にある小さなライブハウスが会場だったが、客の半分以上が海外から来たファンだったような。デビュー曲から最新アルバム曲までかなりの曲数をやっていた気がする。しかしまあ、バンドというものはライブハウスで演奏するのに適した音楽なんだね……当たり前だが。メンバーは音楽が本当に好きなんだなぁと感じる熱量で、MCも英語と韓国語が半々、たまに日本語を話し通訳はいなかったため、音楽にどっぷりと浸かることができた。ボーカルのウソンさんはハスキーボイスの持ち主だが、いざ生で聴くと声量がしっかりとあって、声の掠れと張り具合の使い分けが上手い。個人的に彼のソロアルバムも好きなので、いつかソロライブも行きたい。

ところで先行配信曲から楽しみにしていたニューアルバム良かった…!ツアーやるけど、日本公演またあるといいなぁ。

 

CIX 2nd WORLD TOUR<Save me,Kill me>

4月15日

今もっとも熱いK-POPアイドルグループことCIXのライブ。凄いツアー名だが同時にカムバタイトル曲の曲名でもあるから驚き。

何故か日本に来ると1日2公演のため一回の公演時間は短く、何曲かはイル活曲に変更されたりとセトリに関しては物足りない気持ちもあるが、Jungleが聴けたのは良かった。公演の最後にメンバーが客席を練り歩く時間があったが、mp4を肉眼再生してるのかと思ったね。去年もCIXのライブに行きご本人を目にしているのに、スマホの中にいた人達が目の前に現れると、脳が混乱します。

CIXはメンバー5人中4人がハスキー寄りの声で、素人の勝手な思い込みとしてそういう声はライブだと安定しないのかと思っていたが、全くそんなことはなかった。反省。ベジニョンさんの踊りが力強く、彼のウェーブやアイソレーションを見ているうちに「新鮮な活魚……」という感想が思い浮かび、1部と2部の間に刺身を食べた。彼にはいつかマグロ一本釣り企画に挑戦してもらいたい。いや、どちらかというと自分が彼のためにマグロを釣り上げたいかもしれない。握るか、寿司……。

1部と2部の間に食べた刺身とシルバニアの赤子

Red Velvet 4th Concert : R to V in JAPAN

5月4日

ぴあアリーナではキャパが足りないのでは?とも思うが、ぴあアリーナの音響・ステージの見やすさを体験できたのは良かった。メインステージにはオルゴールを模した移動式のパネル(モニターかも)があり、オルゴールの蓋が開くとRed Velvetが人形のように佇んでいて、Feel My Rhythmからコンサートが始まる。この、子供時代に大事にしていたぬいぐるみやビーズをいれた箱に触れたときのような、懐かしくてキラキラした感情がオルゴールのネジを回すことで一気に溢れてきて思わず泣いてしまった。なんか走馬灯も見えた気がするし。今回はジョイが不参加だったが、2曲目のBANBOLEOからはジョイのパートになるとソウルコンのときの彼女がモニターに映され、その場にいるかのようだった。なんと粋な演出。そしてまた泣く。

アリーナ席だったため、メンバーを近くで見られたのだが、アイリーンってこんなに儚くて桜に攫われそうなんだ……と思った。底なしのパワーで踊るわ跳ねるわ声量が凄いわのウェンディ、歌もダンスも職人芸で安定した実力を見せるスルギ(余談だが会場内でカンスルギコールがかなり熱かった)、愛嬌たっぷりでくるくる変わる表情が非常にチャーミングだったイェリ。セトリも演出も文句なしのコンサートで、切実に円盤化希望。

Red Velvetには誰もが知っている御伽話の登場人物のような、人が大人になるにつれ彼女たちのことを忘れてしまっても、5人は変わらずその閉じられた世界で生きている、そんなイメージがある。今回の公演では、忘れてしまった思い出にまた触れることができたのではないかと思う。

日本FCが早く開設されますように。(2023年にメルマガって……)

 

WayV JAPAN EVENT 2023 'The First Vision'

5月6日

威神Vのペンミツアー日本公演ということで、「行くしかないわ〜!?」と一昨日に続きまたぴあアリーナへ。今回は同行者含めFC会員のみだったため、威珍妮がこんなに大勢……!と感動。メンバーの「こんなに大きな会場は(単独公演では)初めてで、上の階まで埋まっていて凄い。今回でまた自信を取り戻せた。」といったような発言が忘れられない。威神Vは韓国事務所に所属する中国市場をメインターゲットにした韓国人のいないグループということで、はっきり言うといつも逆境に立ち向かっていたように思う。1年半以上の空白期間やメンバーの脱退を乗り越えた上での新譜・ペンミツアー……。かなりの苦労があったと思うが、それを感じさせない持ち前の明るさで改めて威神Vが好きだなぁと実感。そしてまさか日本語曲が出るとは思いませんでした。无翼而飞という曲の如く、翼がなくてもどこまでも大空を翔けて欲しい。

 

TAEYEON CONCERT - The ODD Of LOVE in JAPAN

7月9日

東京体育館アクセスは良いが会場内が暑かった

INVUのアルバムが凄く好きで、昨年以降テヨンのソロ曲を聴くようになっていた。とはいえソロコンサートに行ったことがなかったし、テヨンのことも少女時代のこともあまり詳しくはないため「楽しめるだろうか?」と不安でもあった。全くの杞憂でした。ソロでありながらも寂しさ・物足りなさはなく、むしろ燃え盛る山を背後に怨念のようなものまで感じられた。テヨンと越えたい天城越え。バンドによる生演奏だったため、アレンジも素晴らしかった。ライブ音源CD出たらいいのに。VCRに使われていた『Something New』は初めて聴いたが、以来お気に入りの曲である。テヨンの声は少しざらつきがあって、歌い方もあまり癖のないフラットな印象だったが、だからこそなのかどんな曲でも聴きやすい。SMのグループでメインボーカルを務めるとはこういうことか、と感じさせるボーカル。

 

aespa LIVE TOUR 2023 'SYNK : HYPER LINE' in JAPAN -Special Edition-

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8月5日

音楽はもちろんなのだが、映像演出が凝っていて、巨大モニターに映されるæに初めて彼女らの存在意義が分かった気がした。ステージ上にいるエスパがモニターに映っても、3Dモデルのように感じる時があって、これがバーチャルとリアルの融合……と思った。ニンニンの突き抜けるようなハイトーン、ウィンターのギター演奏、カリナの鋭いラップ、ジゼルの𝐃𝐈𝐕𝐀 すぎるバイブス、ムビステに巨大移動式モニター、ライティングやレーザーによる演出、炎……と盛りたい放題だった。テトリスの歌ことHold On TightはEDMリミックスで「そんなことある?」と思いました。楽しすぎる。エスパの音楽は絶対にデカい会場で聴くべき。

 

NCT STADIUM LIVE 'NCT NATION : To The World-in JAPAN'

9月16日

長くなるので別記事に記載。

 

平沢進+会人 HYBRID PHONON 2566

9月17日

今回はP-MODEL、核P-MODEL、ソロの融合ということで、勝手に集大成のようなイメージでいたがご本人はそんなことはなかった。逆に安心。ギターアルバムとボーカル入りアルバムの間に隙間ができたからライブをやった、やっつけとのこと。キャリアが長い分、私が知らない曲もかなりあり今回を機にもっと掘り下げねば……!と思う山ができた。

しかしまあ、最初から最後まで凄まじい音圧で、ヒラサワの耳が心配になった。そんな心配をよそにヒラサワは淡々とのびやかに歌い続けていたが。声が綺麗すぎないかこの69歳。途中、ヒラサワに当たる照明が暗くなって姿が見えなくなり、また明るくなるとステージで寝そべっていたり、椅子に座っていたり……というパフォーマンスがあったが「何?」と思いました。「今回訳あってボツにした曲があり、それらはまた次の機会にやります」とのMCに「やって〜!」とブーイングの馬骨、「やりません」ときっぱり宣言するヒラサワ、喜ぶ馬骨。歓声と手拍子は大きく、曲が始まるとサッと静まり、完全に調教されている馬骨。アンコールがパレードで生で聴けると思っていなかったので驚いた。パレード然り、ヒラサワの曲は造語が入ることが多いが、途中何かの曲の空耳で「帰れ〜帰れ〜」と言われていた気がする。

ところで物販の列が凄まじく、昼から並んだファンは炎天下に4時間近く並んだようで絶句している。かく言う私は開演1時間前ごろから並び始め途中階段を登らされ蒸し暑い踊り場で待つこと1時間、開演間際にグッズ購入できた。近くで並んでいた馬骨の「さすが進おじさん、馬骨に容赦ない」という会話に同意。ステルスとは……。

 

10月はSHINeeのライブに行く予定。

11月以降は今のところ予定はないが、現場に行くことがあればまた追記します。

NCT NATIONで見た威神V凄かったから、単独公演やらないかな……。